ランドセル選びに役立つよみもの

【知っているようで知らない】 学習院型とキューブ型の違いを知っていますか?

【知っているようで知らない】 学習院型とキューブ型の違いを知っていますか?
ランドセル選びを始めてからよく⽬にする「学習院型」と「キューブ型」。
何が違うの? どっちが良いの? パッと⾒ただけではなかなか気づかない、
キューブ型と学習院型のランドセルの違いについて⾒ていきましょう。



「縁(ヘリ)」の構造が
⼤きく違う
ランドセルの「ヘリ」とは、⼤マチと呼ばれるメインのスペースと背中を縫い合わせる部分の縫い代をさします。
この「ヘリ」が有るか無いかで2つの形状を⾒分けることが出来ます。

ランドセル側⾯に「ヘリ」があるものが
「学習院型」
ランドセル側⾯に「ヘリ」がないものが
「キューブ型」

この「ヘリ」の部分の縫製の仕⽅や構造の違いが2つの形状の⼤きな違いとなります。

学習院型ランドセルとは
⼤マチと背あての縫い代を外側で縫い合わせ、
縫い代に「ヘリ巻き」をして仕上げた、「ヘリ」のあるランドセルです。

「ヘリ巻き」は断裁⾯を補強し、ランドセルを頑丈にしたり、
「ヘリ」が突起しているので⼤マチが直接、壁や床などに擦れて傷になるのを防いでくれます。

しかしキューブ型にくらべて同じ内⼨サイズの場合「ヘリ」のある分、
外⼨幅が⼤きめの仕上がりとなります。

学習院型は「ヘリ」があり、クラシカルでカッチリした重厚な印象です。




キューブ型ランドセルとは
⼤マチと背あてを内側から縫い合わせ、
全体を包むように箱型に仕上げた、「ヘリ」のないランドセルです。

学習院型と外⼨が同じでも、内⼨のサイズが広く取れるので、
学習院型よりも⼤きな収納⼒を誇りながら全体のサイズはコンパクトに抑えられます。

学習院型のランドセルとは異なる特殊なミシンや成型マシンを使⽤するため、
さまざまな技術が必要となります。

キューブ型は「ヘリ」がなく、コンパクトでやわらかな印象です。



⼤きさに違いはあるの?
キューブ型と学習院型のランドセルを並べてみると、
内⼨の表⽰サイズや収納容量は同じなのに、
⾒た⽬のサイズ感がちょっと違うように感じます。

キューブ型と学習院型の内⼨サイズが同⼀の場合、
左右の「ヘリ」の分、およそ2cmほど
学習院型の⽅が⼤きいランドセル
になります。



強度ってどうなの?
学習院型は、
⼤マチの底や側⾯より先に「ヘリ」が壁や床などに接触します。
壁や床などに⼤マチが直接触れづらいので、表⾯が擦れにくくなるメリットがあります。

コンパクトなキューブ型は、
学校のロッカーなど狭いスペースへ出し⼊れする際にも取り回しもしやすく、引っかからずスムーズに出し⼊れすることができます。

ランドセルが型くずれを起こしてしまう最⼤の要因は⼤マチの作りになります。
ヘリや形の違いではなく「⼤マチの⼝まわりの補強」がどのようになされているかが、
歪みや折れなどの強度の問題を⼤きく左右します。
*conosaki では形状補正加⼯「しっかりくん」を搭載しています。

conosakiのランドセルはすべてのシリーズで
キューブ型を採⽤しています。

⾒た⽬もサイズもコンパクト
conosaki では体にあったランドセルを1年⽣から6年⽣まで安⼼して使っていただくために、
コンパクトで⼤容量なキューブ型ランドセルを採⽤しています。
⾒た⽬はコンパクトですが、A4フラットファイル対応で収納できる容量は学習院型と変わりません。
スッキリとした⾒た⽬やサイズだけでなく、学習院型に⽐べ軽量なこともポイントです。

気になる部分もしっかり補強
「ヘリ」の無いキューブ型ですが、⼤マチから背あてにかけて⾓を包むように
「背中ヘリ」というキューブ型特有の縫製をしています。
「背中ヘリ」は、学習院型の「ヘリ巻き」と同じように⾓の部分を補強しランドセルを頑丈に守ります。
さらに、背あて側の底の部分に⽮⽻型の補強布で⾓をしっかりガードする、
「のせ」という独⾃の補強をほどこしています。
何かとぶつけてしまいがちで、傷や強度が気になる⾓の部分もしっかりと守ります。

まとめ

  • キューブ型と学習院型では、「ヘリ」の構造が違う
  • キューブ型と学習院型のサイズが同一の場合、ヘリの部分でおよそ2cmほど
    学習院型の方が大きいランドセルになる。
  • 学習院型もキューブ型でも、強度や型くずれの要因は変わらない
  • conosakiのランドセルはすべてのシリーズでしっかりくんを搭載したキューブ型を
    採用している。
動画でも違いを解説してるよ!
動画で⾒る、知る、conosakiのこと
学習院型とキューブ型の違い